うつ病の症状を抗うつ薬によって抑えることも必要

うつ病から脱出するとき、私たちは自然に何かにしがみつくのです。そのしがみつきが悪循環である場合でも、そのしがみつきたい気持ち自体を否定してはいけません。

しがみつくこと自体も何にしがみつくかも、運命なのです。

ガンにも転移しやすいものや、苦痛を伴うものなどいろいろな種類があります。しがみつきも含めて、その人のうつ病の症状と心得てください。

転移しやすいガンを責めるのではなく、転移しやすいのならそれをケアしていきます。苦痛が大きいガンなら、苦痛を非難するのでなく、できるだけ痛くないような支援をします。

うつ病の場合も、しがみつきは症状として受け入れ、それを前提に、当事者の苦しさを少しでも緩和する方向で支援していくのです。

うつ病の症状を抗うつ薬によって抑えることも必要です。

うつ病患者さんが自殺してしまった後に、冷静に振り返ると、そんな口論で死ぬような人ではなかったはずなのです。確かにその口論で不快になったのかもしれません。

うつ状態も手伝って死にたい気持ちが生じたかもしれません。しかし、果たして行動に移したかどうか。

うつ病症状を冷静に振り返ると、自殺が行われる背景には、あるショックな出来事・死にたい気持ち・自殺という単純な因果関係ではなく、むしろそのような因果とはまったく無縁の「波」の存在を想定しないわけにはいかないのです。それがうつの波です。

うつ病の薬によって、その波を抑えることも必要なのです。

うつ病に良く効く薬は、医師によって処方された抗うつ薬です。