不登校・ひきこもりの当事者には自尊心獲得のプロセスが大切

不登校・ひきこもりの当事者には、自尊心獲得のプロセスが大切です。

まず、存在がまるごと認められ自己愛の高まりを感じるようになった不登校者やひきこもり者の心に、行為や活動への意欲が芽生えてきます。

その中で遂行したい課題が見つかると、その課題に向かってゆっくりと歩み出していきます。時にくじけそうになりながらも放棄することなく、何とかもちこたえながら自ら設定した課題を遂行していきます。

そして、遂行の継続は徐々に自信へとつながっていくのです。

加えて、そんなプロセスの中で何らかの小さな達成に至ることもある。そのときの「やれた」とか「できた」という喜びの実感と周囲からの賞賛は、自己愛を明確な自尊心の感覚へと導いていきます。

さらに、遂行と達成の積み重ねは、その場の中で不登校者やひきこもり者が自らが必要とされている実感をも築き上げていきます。ほかでもない自分がその場になくてはならない存在であると感じられることが、自尊心をより確固たるものへと高めていきます。

このような能動的な遂行を通して、自尊心の高揚へとつながっていく居場所のあり方を「遂行一自尊心の場」と名付けておきましょう。